伝統のデザートKaiserschmarrenを食べたらば
ハプスブルク家とか詳しく判らなくても、世界史に疎くても、エリザベートのミュージカルのポスターは華があり駅にもよく貼ってあるので目にした事があるのではないだろうか
そう、面積的には小振りながらもオーストリアは色々凄いのだ
伝統料理に関してはドイツと少し重複する所がある様で、このカイザーシュマーレン(Kaiserschmarren)もその一つ
オーストリアではフランツ・ヨーゼフ1世が好んだデザートと言う逸話がある
フランツ・ヨーゼフ1世の皇后が先述のエリザベート(Elisabeth Amalie Eugenie von Wittelsbach)
ヨーゼフ1世の在位は1848~1916年、約170年前に同じデザートが食べられていた。と言うのは何とも感慨深い一皿。まさしくウィーンで頂くべき伝統デザート
友人曰く
「ウィーンに来たらザッハー・トルテも良いけどこれは一度食べとかなあかん!」
「ほな食べたい」
ってなワケで早速ランチと合わせて頂いてみる事に
どう言う食べ物?
これは簡単に説明してしまうとちぎったパンケーキ
なので材料もシンプル!
・小麦粉
・卵
・砂糖
・塩
・牛乳
これらで生地を作り、レーズンを混ぜ、バターで焼き上げ粉砂糖で化粧され
果物のソースと共にサーブされる
折角なので超有名どころで頂いてみた
Hotel Imperial に行ってみた
ホテル・インペリアル、宿泊先としていつかこんな所に足を踏み入れたいなぁ
なんて思いながらレストランへ
淡いピンクのテーブルクロスに揃いの食器、これだけで気分も上がるってもんです
少し遅めのランチ時間、割と空いています
この時は他にも”伝統料理”を頂いたので後日ご紹介
どーんとやって来たのは一人で頂くにはかなりのボリューム!
それでなくても、実は流行のパンケーキは苦手なタイプ
もしかしてこれ、自分アカンやつちゃうん・・・
何はともあれ、まずはソース無しで頂きます
うん。。。
これ苦手なやつ
恐らくお店が変わった所でこれは苦手なやつです
パンケーキが苦手なのではない。昔ながらのホットケーキは寧ろ好き、大好き。形状を成しているのに、”ふわとろ”とか”じゅわっ”と”べしゃっ”としたふやけた様な食感がどうも苦手なんです。焼きの甘いフレンチトーストもちょっと良さが分からない
ベリーのソースも美味しい、生地の少し固めな部分はまだイケる
でもソースを吸ってよりゆるくなった生地は全然ダメだった
滅多に残さないのに、この時ばかりはギブアップ、ごめんなさい
もしやイマドキ(?)なパンケーキ好きさん方にとってはちゃんと美味しいかもしれない
ゆるめ食感の甘い物がイケる方にはちゃんと伝統の美味しさが伝わるんじゃないだろうか
空間としても、サービスも申し分ないだけに
口に合わなかった事が申し訳なかった高級ホテルの甘く苦い思い出である